新築・中古マンション購入しづらく、新築価格は年収の「6倍」、所得減で年収倍率拡大
/東京カンテイ5月8日発表
マンションの買いやすさを表す指標「年収倍率」(マンション価格を平均年収で割り、マンション価格が年収の何倍に相当するかを算出したもので、数値が低いほど買いやすいことを示す)の2011年版が発表されました。これは、同社調査による分譲マンション(新築と築10年の中古マンションそれぞれについて)の専有面積70平方メートルの平均価格を、内閣府の「県民経済計算」による各都道府県別の年収で割って求めたものです。
それによると、新築の年収倍率は前年度に比べて0.26ポンイト拡大して全国平均で6.27倍に、中古マンションも同4.06倍から4.32倍に広がり、住宅が買いにくくなっていることがわかりました。平均年収(437万円、前年比2万円減少)が減少した一方で、新築・中古マンション共に平均価格は上昇していることが要因のようです。
新築の年収倍率圏域別
・首都圏は0.03ポンイト縮小し7.91倍
・近畿圏は0.57ポイント拡大し7.55倍
・中部圏は0.02ポイント縮小し6.08倍
中古の年収倍率圏域別
・首都圏はやや縮小し7.35倍
・近畿圏は0.17ポイント拡大し4.56倍
・中部圏は0.23ポイント拡大し4.03倍
住宅が買いづらくなった背景には所得の低下があります。都道府県別の平均年収は、鳥取県、福岡県、沖縄県、長崎県を除いたすべてで前年度に比べ下落。同社によると、「新築価格は低下しているものの、年収が落ち込んでいることで倍率が拡大した。一方、新規供給が抑え気味で消費者は中古に流れ、中古価格の上昇圧力が増している。全国的に中古価格の上昇傾向が顕著で、年収減と価格上昇が響いた」としています。
首都圏の新築価格は東京都と神奈川県の落ち込みが大きく、都の平均価格は前年度比103万円減の5763万円、神奈川が同422万円減の4147万円。首都圏で唯一上昇した千葉県は3645万円(同214万円増)でしたが、同社によると、「東日本大震災により(地盤の強い場所など)供給エリアが限定され、見かけ以上の上昇感を伴っている」としています。
また、新築マンション価格が上昇した背景には、東日本大震災の被災地を含む8県(青森県、岩手県、秋田県、群馬県、福井県、山梨県、和歌山県、島根県)で新規分譲が行われなかったこと、供給が集中する形となった都市圏はもともと他のエリアに比べ価格水準が高いため、結果的に平均価格が押し上がったようです。
消費増税も騒がれている中、このように、数値だけでなくその内容を読み解いていくと、都心の新築分譲マンションは買い時とも考えることができます。








昨日、2月23日、東京都における「特殊建築物等定期調査報告実務講習会」を受講してきました。
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